どーでもいい話
その2 視力


 その1の文章があまりにもあれだったので2回目から普通に書いてもなあ、とも思うのだがとりあえず気にしないことにした。
 なので、読む側もとりあえず気にしないで読んでちょうだい。

 視力というのは悪くなって初めてそのありがたみを知るものである。
 要するに、俺の現在の視力はかなり悪いということである。
 眼下の簡単な検診では裸眼は両方とも0.1ということになっているが、実際のところは0.1も無いと思う。
 まあ、数値なんてものはあくまで数値に過ぎないのでどうでもいい。
 具体的にいえば、パソコンデスクの前に座って、キーボードを打つ状態を考えて欲しい。
 このとき、モニタと目の距離はおおよそで50〜60センチ程度である。
 裸眼だとフォントサイズ7の文字(←これ)がぼやけて見える程度である。フォントサイズ3なら読むことができない。
 それほどまでに視力の低下が進んでいるわけである。
 …と実状をこうして書くとかなりの重症だと改めて思ってしまう。困ったものだ。

 まあ、それはさておき話を続ける。
 何となく眼鏡を普段つけるのは嫌だったのでコンタクトを作ったわけなのだが(ちなみにハードである)、どういう訳かコンタクトを作った眼鏡屋は船橋であった。
 自宅から船橋までおよそ1時間。
 …何でこんな遠いところで作ったんだ!?
 眼鏡屋に足を運ぶたびにその疑念がわき起こる。
 とはいうものの、基本的にはそれほど通わないからいいだろう、とそのときは思ったのである。
 が、コンタクトというのは(俺にとって)かなりのくせ者であった。
 風の強い日に砂粒がコンタクトと目の間に入って激痛にうめいたり、黒目からずれて白目に行くのは序の口。
 それだけでは飽き足りないコンタクトは白目に吸盤のように張り付き、ちょっとやそっとの力では元に戻せないようになってしまうのである。
 しかも、上を向いた瞬間や瞬きをした瞬間といった動きの際にそうなるのではない。
 普通に電車で座っているときに突如としてそのイベントが起きるのである。
 なんか恨みでもあるのか、コンタクト!?
 それでもまだ、目の中に入っているだけマシである。
 だいたい年に1回のペースで「ヤツ」は目から旅立っていってしまうのである。
 しかも屋外で。
 探そうにも見つかるはずもなく、泣く泣く新しいものを買うハメになってしまうのである。
 金額が大したことがなければともかく、俺が装着しているのは片目で24,000(税抜)する代物である。
 全身から力が抜ける思いである。
 ちなみに、過去になくした状況を書き連ねると次のような感じである。

 道を歩いている際に異物が入り、痛みをこらえて痛みが去ったと同時にコンタクトも去っていたことに気付く
 駅で電車待ちをしている際に、いきなり外れる(このときはプラットホームに落ちた音が聞こえた)
 道を歩いていた際に、道ばたの柳の枝(というか葉)に目があたり、ついでにコンタクトも掻き出される
 電車に乗っていて、到着したので席を立った瞬間に落ちる

 …俺にどうしろと?