ギャンブルレーサーあらかると
第1巻
いろいろと


単行本データ

初回出版
1989年5月23日

掲載雑誌
コミックモーニング1988年22・23合併号、31号、33号、
35号、37号、39号、41号、43号、45号、47号

収録されている話
第1話0 競輪選手(レーサー)登場
第2話0 根っからのバクチ好き
第3話0 万シュウ万張りバンバンザイ
第4話0 関の猛烈特訓
第5話0 有り金勝負
第6話0 恐怖のウマなし
第7話0 関の演説
第8話0 岸和田のお宝山
第9話0 公園でお舟に乗ろうよ
第10話 読書の関


登場人物

名  前

登場する話

備  考

関 優勝
せき まさかつ

1〜10

主人公。
何はなくともまずは銭金。
S1・東京・37期

関 鐘子
せき かねこ

1〜6,9,10

関の妻。
横暴な関に屈することなく、今日も生きるたくましい人。

関 優一
せき ゆういち

1〜6,9,10

関の長男。
関の悪影響を受けて育つ。

吉田
よしだ

1

関のギャンブル仲間。
関が競輪選手だと言うことに疑問を持つも、結局盗人だという結論を出す。

横山 や○し
やっさん

5

競艇場で関とたまたま会う。

小舟 太郎
こぶね たろう

5

競艇場にいた予想屋。

滝沢 正光
たきざわ まさみつ

1,2,4,8

怪物。
関東の逃げ屋として関にこき使われる。
S1・千葉・43期

阿部 文雄
あべ ふみお

3

関とおまわりのやりとりをネタに番手を主張するも、返り討ちにあう。
S1・東京・50期

吉井 秀仁
よしい ひでひと

6

関の友人で、よく関とラインを組む。
S1・千葉・38期

鈴木 誠
すずき まこと

6

吉井の弟子として名前だけ出てくる千葉のケロヨン。
S1・千葉・55期

井上 茂徳
いのうえ しげのり

8

鬼脚。中野さんの天敵。
「競りがきつくてやんなっちゃう」らしい。
S1・佐賀・41期

中野 浩一
あーとねいちゃー

8

ミスター競輪。
「頭が良くてやんなっちゃう」らしい。
S1・福岡・35期

山口 健治
やまぐち けんじ

8

ちょい役で登場。
S1・東京・38期

尾崎 雅彦
おざき まさひこ

8

ちょい役で登場。
S1・東京・39期

波潟 和男
なみがた かずお

8

ちょい役で登場。
S1・東京・57期


名言集

 第1話 関:ふ、府中銀行に不定期預金してきたんだヨ
 競馬に負けるとみんなこういうことをよく言う。基本中の基本。

 第1話 優一:バスの運転手の方がカッコイイのに!
 鐘子が優一に関の職業が運転手だ、と言った際に優一が言った台詞。
 親の心子知らずである。

 第1話 関:さあ、集金だ、集金
 
決勝戦を前にして。結局集金できず。

 第2話 関:金、金、金、金!
 これ以降もたびたび登場する台詞。関の性格がよく分かる。
 個人的には大好きな台詞

 第2話 関:バカヤロ、有価証券といわんかい 寿命の短い……
 もらった賞金をすぐに紙くずにする、といった鐘子に対して。

 第3話 関:なめんじゃねえぞ こう見えてもオレはなあ、通産省関係の仕事してんでい
 自分のことをいつもこのように言う。
 通産省関係の割に、品がない。

 第4話 関:青森!青森!
 
青森で行われる全日本選抜に向けて特訓する関が連呼する。

 第4話 優一:1マーク、ツケマイでウィーン
 
優一が競艇ごっこをしたいと言った後に言った台詞。
 関の悪影響を受けたことが伺いしれる。
 ちなみに、どういう意味なのかは全く分からない。

 第4話 優一:アレ、ここは大きなお池がないねえ
 
西武園に関の練習を見に行った際に言った台詞。
 どうやら関と一緒に競艇にいったらしい。

 第4話 関:あんよが痛い〜〜、あおもり
 練習中落車したときに言った台詞。
 何とも情けない台詞である。
 この直後に、「ひい〜〜、鎖骨も痛え〜〜、あおもり」というのもある。

 第4話 鐘子:アンズアメ買ったげるから!
 ケガした関を慰める際に言った台詞。
 いい年してアンズアメもないと思うのだが。

 第5話 関:野郎の予想は天才と紙一重のほうじゃねえか!
 学がない割にうまい言い回しである。

 第5話 小舟太郎:さっ、はりがね勝負だよ
 自分の予想に自信がないときに細く張れ、と言う意味でこういうらしい。
 紛らわしい。
 ダマされた人間が若干一名ほど…。

 第6話 吉井秀仁:「葬式の関」
 旧ユニフォームでは6番車は白黒のツートンカラーであった。
 関が6番車になるとたびたび大穴を出したために、この異名がついたらしい。
 吉井とのやりとりでそのことが伺いしれる。
 このほかに、「東京の霊柩車」という異名もあったらしいが、
 こちらはほとんど出てこない。

 第6話 吉井秀仁:こいつパーだからパーしか出さねえ!
 ウマがいないため、関と吉井どちらが逃げるかをジャンケンで決めた際の台詞。
 関が逃げるものの、番手の吉井があっさりつぶされ共倒れ。

 第7話 関:髪の毛一本の差だろうと勝ちは勝ち!負けは負けなんでい
 客に向かって関が説いた勝負事の鉄則。
 わかっちゃいるけど、やっぱり僅差で負けるとねえ…。

 第8話 中野浩一:おい、どっかに桃太郎いねえか?
 
中野の番手から特別優勝をかっさらう「鬼脚」井上と関が会話しているところに、
 中野が割り込んで一言。

 第8話 中野浩一:千切れなきゃ、二着はかてえ!……か?
 関が、「自分が中野の番手だったら」と言った際に、切り返した言葉。
 思いっきりバカにされてます。

 第9話 鐘子:い〜〜〜〜い?こういう馬鹿なモノ買ってくれる人のおかげで私達、生活できるの
 扉絵で鐘子が優一に言っている。
 この奥さんもいい根性している。

 第9話 優一:三号艇のカマシだ!すげえブリつき!オーシ、そのまま一気にいってみろ!
 霊柩車の後ろからやってきた消防車を見て優一が言った言葉。
 これにより、関が優一と競艇に言っていたのがばれる。
 それにしても、まだ幼稚園にも行っていない子供がこんな事を言うようでは、先が思いやられる気も…。

 第10話 今期の目標:失格恐れず番手競り
 
マーク屋たる者、失格を恐れてはならないと言うことだろう。

 第10話 関:しかし、家に漢和辞典あったかなあ……
 
本を大量購入した関が言った台詞。
 辞書がないと読めないあたりがいかにも関である