ギャンブルレーサーあらかると
第4巻


単行本データ

初回出版
1990年9月22日

掲載雑誌
モーニング1989年44号、46号、48号、50号、52号
1990年1号、4・5合併号、7号、9号、11号、13号

収録されている話
第33話 尊い汗
第34話 晩秋の京王閣
第35話 バカと労働
第36話 金尾の受験
第37話 小倉の激闘
第38話 ふるさとでひと勝負
第39話 愛の贈り物
第40話 関へのファンレター
第41話 競艇にかける生き様
第42話 不発の日々
第43話 エサと愛情


登場人物

名  前

登場する話

備  考

関 優勝
せき まさかつ

33〜43

主人公。
S1・東京・37期

関 鐘子
せき かねこ

35〜43

関の妻。
41話で家を出る出ないで関ともめる。

関 優一
せき ゆういち

35,37〜39,41,43

関の長男。

金尾 水造
かねお すいぞう

33〜43

関の一番弟子。
初の独走は1分42秒。
67期一次試験は1分15秒。

吉田
よしだ

34,35,37,39,41

関のギャンブル仲間。
関が優勝するかどうかでおでんを賭ける。

関 利
せき り

36

関の父。回想録の中に出てくる。
関が中3の時に死亡。金尾以上のロクデナシ。

関 ひん
せき ひん

36

関の母。回想録の中に出てくる。
関が小5の時に死亡。きっと苦労したためだろう。

寺山 銭吉
てらやま せんきち

40

問題人物。
何が問題かというと、容姿が初期の金作と全く一緒。

竹中 俊次
たけなか しゅんじ

33

ちょっと出てくる。
B1・東京・41期

斉藤 剛
さいとう つよし

33

関を飲みに誘う。
S3・埼玉・56期

波潟 和男
なみがた かずお

34

逃げ屋として、牛丼好きとして登場。
S1・東京・57期

阿部 文雄
あべ ふみお

34

関から「アベカワモチ」と呼ばれる。
S1・東京・50期

滝沢 正光
たきざわ まさみつ

37

怪物。
小倉競輪祭でグランドスラムをかけて登場。
S1・千葉・43期

白石 護
しらいし まもる

42

逃げなかったせいで、関から三助呼ばわりされる。
S1・東京・55期

吉井 秀仁
よしい ひでひと

43

関から千葉のお荷物扱いされる。
S1・千葉・38期

清嶋 彰一
きよしま しょういち

 

登場しないが、36話から福井に移籍らしい。
S2・福井・40期


名言集

 第33話 金尾:「チクショウの関優」ですう〜〜
 師匠は誰だ、と問われたときの答え。何でチクショウなんだろう?

 第34話 関:波潟牛丼×7
 波潟は良く牛丼屋にいるらしい。

 第34話 関:やったねパパ、明日はホームランだ!ハハハのハ
 ウマとして使いたい波潟に対し、関が言った言葉。
 要するに、「吉野屋で牛丼おごるよ」と言うこと。
 若年層にはわかりにくいネタである。

 第35話 金尾:師匠、替え玉受験できませんかね!?
 独走タイムが1:28だった金尾が、関に対していった言葉。
 返答は「お前は人間のクズだな」。このころの金尾は本当にクズである。

 第35話 優一:じゃ、ボクは子ブタだねえ ハハハハハ〜〜
 関が鐘子に向かって「ブタみたい」と言ったのに対して、鐘子が「ブタとは何よ」と怒ったときに言った言葉。
 目の前の夫婦げんかをこのようにあしらえるあたり、大物である。

 第36話 関:金が欲しかったからな
 
鐘子の「なぜ競輪選手になったのか」に対する答え。
 わかりやすい答えでもあるが、答えになっていない気もする。

 第36話 関利:何も決勝の日に死ななくたって……
 
関の母が死んだときに関の父が思った事。
 筋金入りのロクデナシだということが分かる。

 第36話 関:メシを食ってる最中に、家をおん出された時は、そりゃあ悲しかった……
 
関の父が自分の家をかけて麻雀をして負けたせいで、追い出されたらしい。
 金への執着心が人一倍強いのは、自分が苦労したせいなのだろう、と言うことが伺いしれる。

 第36話 関利:チキショ〜〜
 
最期の一言。
 博打が打てなかったことに対する一言だと思われる。

 第36話 その他:西武園クラブ金の会
 
このとき着ているトレーナーに書いてある文字。
 ヤギの会は?

 第38話 優一:お金が無い人っていうのは、ああいう風にいじめられるんだね……
 
関が金尾をいじめているのを見て、優一がいった一言。
 こうして、銭金第一の体質は受け継がれていくのだろう…。

 第39話 金尾:早く人間になりたいなあ〜〜
 
この思いは切実に違いない。

 第39話 関:うちは仏教でしょ
 
クリスマスが近づくと、必ず言う言葉。
 要するに金が惜しいらしい。

 第39話 優一:じゃ、きっとそのおじさん達今頃ふるえてるね〜〜
 
このこたつは元々客が持っていた金で買ったものだ、と言う関の言葉に対する一言。
 保育園児なのに、かなり辛辣である。

 第40話 銭吉の手紙より:しかし先日、さらに大きな幸せが舞い込んできたのです
 
自分の父親が死ぬのを幸せと言い切れるとは。

 第41話 関:オレの競艇にかけた生き様をとっくりとおがませてやらあ
 
関の競艇成績がどれほどのものかをみせろ、と言ってきた吉田に対していった言葉。
 結果の方は……。

 第41話 関:いいよ調停の日までにこの家から何から財産のすべてをバクチにつっ込んで
      
00たたいてもホコリひとつ出ないようにしちゃうもん
 
家裁で決着つけましょう、とすごむ鐘子に対して関が言った言葉。
 もはや救いようなし、である。

 第43話 関:強気を助け 弱気をくじく♪ あ〜〜あ それが け〜〜りん!
 
金尾をいじめたときの言い訳。歌になっているらしい。

 第43話 関:どーしていつもいつも大通りの入り口で声かけないで出口で声かけるのよ〜〜
 検問で捕まった際の一言。全くその通りだ。にしても、関はよく捕まる。

 第43話 関:やはり一日一度は奥様のお顔みませんと……
 
鐘子とけんかして、家を飛び出したにもかかわらず、その日の夜のうちに帰ってきて一言。
 この巻で一番好きな名言。
 ちなみに、鐘子の返答は「あたしゃ、あんたなんかとっくに見飽きてるけどね」である。