オフレポート
inあきはば〜ら
〜完全燃焼せよ、熱き情熱〜


 2001年夏に日本のごく一部を震撼させたあの男「ひーす」がヲタのメッカ秋葉原についに上陸する。
 この極秘情報を仕入れた俺は、もう一人の暇人ことちいさいさんと共にひーすさんを迎撃することを決意。
 とりあえず、日本の平和のために「ひーすさんに何を買わせるか」相談してその日、12月30日を待った。

 …とよく分からない書き出しからなし崩し的にドキュメントにしようと試みたものの、どう考えても面倒っぽいので普通に書くことにした。
 今回のオフレポは時間を追って書いていくことにする。

 AM10:50
 秋葉原到着。待ち合わせの電気街口の改札を出て、とりあえずひーすさんを探す。
 程なく発見。
 ひーすさんはひーすさんで、ほぼ同時に改札を出たちいさいさんを発見。
 俺とちいさいさんは使っている電車が違うので偶然の一致だったのであるが、全員が時間前に集合するという大変理想的な展開となった。

 AM11:00
 時間前集合したのはよいが、開店前の店が多いことに気付き少々困る。
 とりあえずアニメイトに行って、今日の戦利品を物色することにした。
 シスプリやちっちゃな雪使いシュガーのDVDがおいてあることを確認する。
 結局ここでは「Blooming Stories 水無月琴子」だけを買って終了。

 AM11:20
 次なるターゲットをでじこの店ことゲーマーズ本店に決め、意気揚々と歩き出す。
 この段階ではひーすさんの「萌え漁りボルテージ」が異様に低かった。
 しかし、ゲーマーズに来ていろいろ見ていくうちにボルテージが上がる。
 そしてついにはっちゃけた。
 ここでメモリーズオフ2nd、MRO、トゥルーラブストーリー3を一気に購入する。
 なお、今回は前回の反省を生かし「量より質重視」作戦採用であったため本数は割と控えめ。
 ソフトと同時に特典品もゲットし、荷物が一気にかさんでいく。荷物がかさんでこその萌え漁り。
 いよいよオフ会がオフ会らしくなってきた。

 AM11:50
 ゲーマーズを後にして、中央通りの西サイドをぶらぶらとする(アニメイトとゲーマーズは東サイドにあった)。
 途中、小さなゲーム屋に寄る。
 ちいさいさんが「これなんてどうですか?」と薦めたゲームをほぼノータイムで購入する。
 当然、攻略本付きで。
 さすがは萌え漁りニッポン代表。鮮やかな速攻を見せてくれる。
 このときちいさいさんが「すげーな」と声を出して感心したところ、これがひーすさんの耳に届き「そこ、うるさいよ」というクレームが付く。
 これを我々は照れ隠しと解釈したいと思う。

 PM12:10
 ふらふらと店を回っている、その何店目かにソフマップがあった。
 そしてそこでひーすさんの萌え漁り第二弾が発動する。
 先ほどとは趣向を変えて今回の萌え漁りはDVDメイン。
 シスプリDVDに加えてシュガーのDVDも衝動買い。もっとも、これには理由があったのだが。
 当然のように荷物は2つに増える。
 とりあえず俺とちいさいさんで分担して持つこととする。
 ひーすさんには身も心も懐も軽くなっていただこう

 PM12:30
 萌え漁りに一段落つけてとりあえず昼飯を食うことにした。
 時間が時間だけにどこもかしこも混んでいるのは仕方あるまい。
 とりあえず、良く行く店に腰を落ち着ける。
 しばらくして、俺が今回ひーすさんにもってきたセングラとボーカルトラックス4をひーすさんにあげる。
 すると、ちいさいさんが思い出したように小物を取り出す。
 どうやらサルそうめんからのプレゼントらしい。
 中を開けてみると出てきたのは下のものだった。
 

 …出来れば役立つものが欲しかったんだけど。
 しばし呆然とする。

 PM1:10
 メシも終わり、萌え漁りを再開する。
 といっても、買いたいものはだいたいそろってしまったので秋葉原名物の「同人関係ツアー」を実施する。
 K-BOOKSをはじめとしたヲタの巣窟をいくつか回る(順番は良く覚えていない)。
 あきばお〜で琴子関係の同人グッズ(車のガラスに貼るものと思われる)があり、ひーすさんはそれが気に入ったらしい。
 だが、どう考えても使い道がない。
 しばらく葛藤した後に結局購入と相成った(具体的な品は後の画像参照)。
 ちなみに、ここでもちいさいさんが「半年後にはないっすよ」とさりげなくひーすさんの背中を押していた。
 今回の趣旨とひーすさんの性格を掌握しきったようである。

 PM2:20
 さて、本格的にやることのなくなった3人。
 このままお開きかなあ、等と思っていた矢先にちいさいさんからある提案がなされる。
 それは「CURE MAID CAFEに行こう」である。

 ちなみにCURE MAID CAFEというのは、ウェイトレスが八重花桜梨よろしくメイドの格好をしているという、まさにヲタの街秋葉原ならではの喫茶店である。
 詳しくはオフィシャルページを参照に。

 http://www.curemaid.jp/ ※新しいウィンドウで開く

 さて、そんなわけでメイド萌え集団と化した我々は意気揚々とこの喫茶店を探すことにした。
 ちいさいさんの事前調査では
 1.中央通りにある、マップカメラの角を曲がった地点にある
 2.入っているビルは「MNビル」というところらしい
 3.ビルの6階にあるみたいだ
 とのこと。
 とにもかくにもマップカメラを曲がり、6階建てのビルを血眼になりながら探すことにする。
 がしかし、見つからない。
 これは我々に対する挑戦か、はたまた「ヲタどもお断り」という暗黙のメッセージか。
 いずれにしても歩き疲れた3人は喫茶店探しを泣く泣く断念。別の目的を果たすべく歩き出したのだった…。

 PM2:50
 CURE MAID CAFE見つけられず、という敗北感を味わった3人はそれでもめげずに今回のメインイベントをこなすことを決意。
 プレイステーション2購入に動き出した。
 まあ、テキトーな店入って買うだけでいいじゃんというレベルの話ではあるのだが。
 とりあえず、そろそろ逼迫してきたひーすさんの経済状況を考慮に入れて、カードが使える店を探す。
 結局ラオックスゲーム館に落ち着いた。
 そこで普通のソフトを物色してみるも、めぼしいものは見あたらず。
 本体だけを手に入れ、ラオックスを後にする。

 PM3:10
 一通りの買い物が終わった。
 あとは今回の戦利品を撮影するのみである。
 だがしかし、路上で広げるのはあまりにも品がないし、だいいち人目もはばかられる。
 ここはさんが採用していた「カラオケボックス作戦」を展開することにした。
 10分ほど街を歩き、秋葉原という街にはおおよそ似つかわしくないカラオケボックスを発見。
 早速入ることにする。

 PM3:30
 カラオケボックスに入り、店員が飲み物をもってくるまでじっと待つ
 もちろん、撮影の邪魔をされないための配慮である。
 そして数分後、ついに撮影が開始される。
 まずは今回の戦利品を全てテーブルの上に並べて一枚。
 
 詳細は後述するとして特典品と攻略本について。
 大悪司の攻略本、ちっちゃな雪使いシュガーのポスター、メモオフ2の攻略本と壁掛け時計、トゥルーラブのマグカップ
 以上である。
 ちなみに、トゥルーラブのマグカップを夏に買ったことをひーすさんは非常に後悔していた。
 しかし、K-BOOKSで今回もらったカップを売らないあたりがいかにもひーすさんである。

 特典品と攻略本を取り除いてもう一枚。
 
 左から順に解説
 左1上段=琴子の同人グッズ、左1下段=トゥルーラブストーリー3
 左2上段=大悪司、左2下段=シュガーDVD1巻とDVD収納ボックス
 中央上段=シスプリDVDその1、中央下段=シスプリDVDその2と収納ボックス
 右2上段=メモオフ2、右2中段=てんたま、右2下段=Blooming Stories水無月琴子
 右1上段=サブストーリーズ3、右1中段=シスプリピュアストーリーズ、右1下段=セングラ
 説明がなかったソフトがいくらかあるが、いつの間にか買っていたという風に解釈してもらいたい。
 おそらく、午後のいろいろ回っている間だが。
 もちろん、ピュアストーリーズは予定通りの購入だが、てんたまは例によって衝動買いである。

 そして最後はプレステ2
 

 撮影後、一人1曲歌ってカラオケボックスを後にする。
 いよいよもって萌え漁りイベントは終了した。

 PM4:00
 リベンジ。
 われわれにとって萌えを諦めるなどと言うのはもってのほか。
 何があっても達成せねばならぬものがあるではないか。
 その思いが胸を突き抜けたとき、それは言葉となって現れた。
 「もう一度メイド喫茶を探しましょう」。こう言ったのはひーすさんだったが皆の思いはその時一つになっていた。
 誰が言わずとも誰もが思うその目的を果たすため、我々は再びマップカメラの通りに足を運んだ。
 こうなったら意地と意地のぶつかり合いだ。何があっても探し出してみせる。
 が、そんな思いとは裏腹に目的の店は一向に見つからない。
 おかしい。確かにあるはずなのに。
 そう思いつつ、必死になって探す。念のために隣の通りやクロスする通りも探し、挙げ句の果てには交番で「MNビルってどこですか?」と聞いたにもかかわらず目的のビルは一向に見つからない。
 そうこうしているうちに時間は4:30。こうなったら、最後の手段「tomoさんに電話してネットで正確な住所を聞き出そう」と電話をかけた。
 と、その時。
 俺は一つの青い看板を発見した。
 
 ……事件の解決は拍子抜けするほどあっさりであった。
 しかし、tomoさんへの電話はすでにつながっている。
 仕方ないのでひーすさんがテキトーに「風邪大丈夫?」という他愛もない会話をする。
 ということでtomoさん。変な時間に電話があったのはこういう裏事情のせいでした。
 驚かせてすみません。
 ちなみに、看板に貼ってある紙にはこう書いてあった。
 「本日は17:00より営業
 仕方ないので1階で時間をつぶすことにした。

 ちなみに、入り口はこんな感じだった。
 
 ちゃんと看板には6階と書いてある。
 が、このビルの全景はこんなである。
 
 …このビル、誰がどう見ても4階建てにしかみえねえ。
 見事それにダマされた。

 PM5:00
 いよいよ開店時間。
 エレベーターで6階に上がるとそこにはすでに大量の人間が。
 この暇人どもが
 一時は店に入れないかと危惧していたが、ギリギリのところで席を確保。
 何とか目的を達成する。
 と同時にメイドと店内を鋭く観察する(店にはいる前にメイドの点数をつけようという話をしておいたので)。
 ちなみに3人のオーダーはちいさいさんが紅茶、ひーすさんがストロベリーケーキセット、俺が「亞里亞は甘いもの大好き」の法則に則ってショコラケーキセットである。
 メイドの採点は後述するとして、俺が思った感想。
 「こんな殺人的に忙しい店では働きたくない」
 そんな話からひーすさんが昔バイトしていた喫茶店の話などに話題が移り、更には自分の職場の話もする。
 そんな感じでまったりしつつ、喫茶店を後にした。
 ちなみに、店を出る際に数名の待ち人がいたこともあわせて報告している。
 この店どうやら大人気?

 PM5:50
 喫茶店を出て、すぐにメイド達の採点を2人から聞き出す。
 以下がその採点表である。
 合格ラインは60点、100点満点で採点となった。

 

オーダー取りに来たメイド
(毛色は茶、肩のあたりまで)

他で忙しくしていたメイド
(毛色は金、ロングで巻き髪)

レジにいたメイド
(毛色は茶、ショートヘア)

ひーす

88

77

55

ちいさいさん

85

80

40

りゅう

60

50

75

 ………この採点を見ていただけば分かるとおり、若干一名だけ採点基準が非常にマニアックになっております。

 何が驚いたって「俺が一番いいと思っていたメイドが唯一の不合格だという共通見解をされたこと」である。
 確かに、俺の趣味が他とは一線を画すことくらいは自覚している。
 がしかし、そこまで俺の感覚は人と違うのか!?
 正直、かなりへこんだ。
 ひーすさんが「tomoさんもマニアックだから」というようなフォローを入れてくれたけど、フォローになってねえ。

 PM6:20
 さて、ヤマギワソフトでトイレをすましつつテキトーな物色を終え、最後に晩飯を食うことになった。
 秋葉原で晩飯食うのは久しぶりだ、などとちいさいさんと会話しつつラーメン屋にはいる。
 ここでは大した事もなかったので、話は割愛。
 注文はひーすさんがきのこラーメン、ちいさいさんが玉子ラーメン、俺が赤鬼ラーメン(亞里亞は辛いの大好き)。

 PM7:00
 ということで、飯を食ってすぐにお開きとなった。
 ちいさいさんはそのまま直帰。
 俺はひーすさんにつきあって西船橋まで行く。
 そして、西船橋でひーすさんの荷物整理をしてそこでそれぞれの帰路に就いた。

 ひーすさんが妹に見つかることなく無事に荷物を隠せたのか。
 それだけが気がかりである。

-完-

サービスカット:萌え尽きた男の誇らしげな後ろ姿

もう、格好よすぎ


大好評企画
オフレポに出てきた人物、用語集
HN等に関しては敬称略

 ひーす【HN】
 ひーすの萌え萌えパラダイス銀河という恥ずかしい名前のHPの主催者で、今回の目玉。
 わざわざロスからやってきて、萌え漁りをするという男気あふれる人。
 気付いた人もいるかも知れないが、上の説明は夏のものの使い回しである。

 ちいさいさん【HN】
 大阪帰省の際にひーすさんと対面しているため、今回が初対面とはならなかった。
 どうやらひーすさんと趣味が合うようである。

 電気街口【スポット】
 おそらく秋葉原駅のメイン改札。
 実演販売や楽器演奏、果ては献血までやっている群雄割拠なスポットである。

 全員が時間前に集合する【イベント】
 ふだんこういう状況が発生することはまずない。
 これが普通だと思うのだが。とはいうものの、夏は俺も遅刻組だったからなあ。

 アニメイト【スポット】
 中央通りに移転後、地上7階地下1階とかなり巨大化したヲタ向けの店。

 Blooming Stories 水無月琴子【CD】
 今回、ひーすさんが購入を義務づけられていた数少ないアイテムの一つ。
 全10作のシリーズものである。

 でじこの店ことゲーマーズ本店【スポット】
 でじこが働いている姿を見たものはまだいない。
 というか、いた場合そいつはただの妄想野郎。

 萌え漁りボルテージ【専門用語】
 このボルテージが最高潮に達したとき。
 それは身の破滅を意味する(いろいろな意味で)。

 前回の反省【生かした】
 量を重視するあまり、未だ手つかずのゲームが大量にあるらしい。
 しかも、クソゲーが大量に混じっていたようだ。

 薦めたゲームをほぼノータイムで購入【漢】
 俺らにはとてもじゃないがそう言うまねは出来ない。
 とはいえ、ちいさいさんが薦めるゲームがひーすさんのツボにはまったというのも要素としては大きいと思う。

 これには理由があった【以下その訳】
 地下鉄にシュガーの広告がたくさんあって、妙に気になってしまったと言うことらしい。
 広告というのは結構購買意欲を刺激すると言うことが実証されたと言えよう。

 ひーすさんには身も心も懐も軽くなっていただこう【想い】
 見事にこれは達成された。
 特に最後の部分が。

 サルそうめん【HN】
 そうめんつゆEXの主催者。
 妙に昔のゲームやアニメを知っている中学3年生。
 受験生なのに忙しそうじゃないように見えるのは気のせいなのだろうか?

 八重花桜梨よろしくメイドの格好をしている【ものの例え】
 まあ、言わずもがなといったところか。

 将【HN】
 今日のゲーム!!の主催者。
 12/23に秋葉原に来ていたのだが、俺の都合がつかずにあうことはできず

 秋葉原という街にはおおよそ似つかわしくないカラオケボックス【日本語難しい】
 俺が言いたいのは「秋葉原ほどカラオケボックスが違和感ある街もそうそうあるまい」ということである。
 入った店が似つかわしくない、ということではない。

 店員が飲み物をもってくるまでじっと待つ【待機】
 店員はさぞかし驚いただろう。
 何せ、3人が曲を入れるでもしゃべるでもなく座っているのだから。

 tomo【HN】
 ゲームフューチャーズの主催者で、ひーすさんの友人。
 本来なら、今回のオフ会に参加するはずだったが病気のために欠場。

 本日は17:00より営業【遅っ】
 ちなみに閉店は19:00である。

 この暇人どもが【文句】
 お前もな、といわれると身も蓋もない。

 「亞里亞は甘いもの大好き」の法則【法則】
 試験に出るばかりでなく、一般常識として問われることもあるのでしっかり覚えておくように。