ハイドライドスペシャルとは1986年に東芝EMIから発売されたゲーム。ジャンルはアクションRPG。あえて言うなら、名作「イース」に近いものである。
イースとの違いは「すぐ死ぬ」「レベル上げが面倒臭い」「ヒントがない」という極悪3拍子がそろっていることだろう。
そのため俺の周りでこのゲームをクリアした物好きな暇人は俺一人という有様。というより知ってる人がいない。
中古ファミコンショップで198円や298円で売られていたという悲しいゲームでもある。
難しい、つまらない、作りすぎたというのが主な理由か?
さて、肝心の内容はというと平和な国にある日「バラリス」という悪魔が現れ国中を魔物が支配するようになった。しかもバラリスは姫を3人のフェアリーに分割してしまったのである。
そこで一人の若者が3人のフェアリーを捜し、バラリスを倒すという大役を仰せつかった。
・・・というありがちなストーリー。
さあ、みんなでクリアしよう。物置や段ボール箱に眠っているハイドライドスペシャルを掘り起こすのだ!
余談だが、この手のゲームはエンディングが拍子抜けするくらいあっさりとしているので、落胆しないように。
<注>ハイドライドスペシャルとナムコからでているハイドライド3は違うゲームなので要注意。スペシャルの方はクリーム色のロムカートリッジ(決して白が汚れたり日焼けしたのではない)。
とりあえずコントローラの使い方
こいつが主人公 |
十字キー:主人公を動かす |
ゲームの進行について
こいつがバラリス、倒すとクリア |
最終的にはバラリスを倒すのだが、それにはアイテムを集める必要がある。 |
ゲーム画面について(一生懸命描きました)
実際は外のブロックが紫色、 |
LIFE:黄色が現在のもので細い線は最大値 |
敵も自分も共通していることとしては「横や後ろからの攻撃は無条件で受け、しかも反撃できない」と言うこと。
攻撃するときはなるべく敵の背後から行い、真正面からの攻撃は避けること。これができなければクリアはおぼつかない。
正面からの攻撃でもダメージをほとんど受けない手段がある。それが「半キャラずらし」である。迷路の壁などを利用して敵と半キャラ分だけ接して攻撃するのである。
中盤から後半はこれを多用する。特に攻撃力のあるナイトと戦う時はこれで。
ドラゴンやバラリスなどに攻撃するときは「ディフェンス攻撃」を行う。これは剣を出さないで(=DEFEND状態で)攻撃するという方法。
与えるダメージはほんのわずかなのだが、そうしないとすぐに死んでしまう。根気よく、回復しながら攻撃を。
魔法は以下の5つがある。括弧内は消費MPで、MPは一目盛り10で換算。魔法で敵を倒しても経験値は無いので注意。
TURN(20):画面上の敵全ての向きを逆方向にする。地味な割に結構使える。
FIRE(30):敵1体に有効で、キャラの向いた方向に火の玉を放つ。障害物があると消える。
木を燃やすことができる。
ICE(40):基本はファイアと一緒。但し障害物を通過する。
WAVE(50):横向きにしか放てないが、一度はなったら範囲内の敵全てを倒せる。クリア必須魔法。
FLASH(60):画面上にいる全ての敵を倒せる。ただしウィザードには効かない。
SWORD:攻撃力が上がる。ウィル・オ・ウィスプがいる洞窟にある。
SHIELD:防御力が上がる。レディナイトを3連続で倒すと獲得。
LAMP:ダンジョンに明かりをともす。ヴァンパイアを倒すことで出現する。
CROSS:ヴァンパイアを倒すのに必要なアイテム。スタート地点のすぐ近くの草原(墓場の上)にある。
MEDICINE:主人公が一回だけ復活できる薬。ウォータードラゴンを倒すと獲得。
バラリス戦ではこれを使うことになるだろうから、そこまでは温存しておく事。
POT:効果は忘れた。確か水路の水をどうこうだったと思う。地上迷路にある宝箱にはいっている。
KEY:宝箱を開けるのに必要(カギのかかっていないものもあるが)。空箱のたくさんある部屋にある。
JEWEL:バラリスを出現させるために必要。墓場の宝箱に入っている。
RING:同上。ゴールドナイトを3連続で倒すと出現。
RUBY:同上。干上がった水路上の宝箱に入っている。
FAIRY1:分裂した姫の一部。バラリス城の島に行くのにも必要。
スタート地点のすぐ下にあるフィールドの木のいずれかに隠れている。
FAIRY2:同上。砂漠の右端にある動く木4つのいずれかに隠れている。
FAIRY3:同上。ウィザードにより封印されている。
2体が横一線に並んだところをウェーヴで一気に倒すことで獲得。
フェアリーが3体そろうとバラリス城のある島に(強制的に)つれて行かれる。