そんなことはさておき、名張へ向かう。
名張など遠き彼方の時分にサルそうめんから「早くしろ、こっちはとっくに名張に着いたんだ。おまえらなめてるのか!?」という電話がかかる。
とりあえずtomoさん平謝り。
高速を降り、名張に向けて走っている途中に珍しいものを発見する。
「スロット1台3000円より」
どうやらスロット台を売っているらしい。tomoさん曰くそれほど珍しくないとのこと。
その台の中に「花火」があっておみやげに買っていったら若干一名の人(○チャマとかいう人)は喜ぶんだろうな、と思いつつもそこまでする度胸はなし。
それ以前に時間がねえ。そんなこんなでスロットは素通り。
今にして思えば、ニューパルサーを買っていったらあの人(名言に「俺は麻雀が下手だけど、強いんだ」がある)が喜ぶだろうな、とも思ったが。買う気がないんだからたらればに過ぎないが。
で、約束に遅れること約1時間。
ようやく名張に到着してサルそうめんと合流。
印象は「予想したとおり」といったところか。すれた中学生とかじゃなくて良かった。
初日の方で書くのを忘れたので、他の人の第一印象についてもここに書いておく。
将さん=想像していた以上にビッグな人(何がビッグかは想像に任せる)
tomoさん=160センチの割に、小さく見えなかった(おそらく体重が58キロとそれなりにあるだからだと思う)
ひーすさん=いろいろな意味で「濃い」
サルそうめんと合流して、まずは腹ごなしをする。テキトーに車を流して見つけたバーミヤンにはいる。
ここで、将さんが車庫入れに大苦戦しているのを見て、「俺にもああいう時代があったな」ということを不意に思い出した。
んでもって昼食なのだが、折からの夏バテパワーにより大して腹の減っていない俺は他の人が普通に食事をする中、一人「杏仁豆腐、ごまゼリー、ドリンクバー」というコンボをかます。
当然、一斉に全部もってきてもらう。
店員「杏仁豆腐のお客様は?」
俺 「はい(左手を軽く挙げながら)」
店員「ごまゼリーのお客様は?」
俺 「それも俺で(左手を威勢良く挙げながら)」
店員「ぷぷっ」
…そんな声に出して笑うほどのことじゃねえだろ!?
ちょっとしゃくに障るが、まあそんなことはともかくみんなで飯を食う。
緊張がとれたらしいサルそうめんが(会った直後は「緊張している」といっていた)、様々な土産を見せてくれる。
特に、「ときメモ2ポスター」に心惹かれる。「今は鞄もっていないから、後でもらおう」と密かに野望をうち立てる。
それ以外にめぼしいものといえば、「情熱の男」ひーすさんに造花のバラをプレゼントしたくらいか。
飯が終わるとその後はボウリング。
詳細に関してはへっぽこボウラー第19回を参照に、と宣伝しておく。
我々にとってラッキーだったのは、この右も左も分からぬ地でいきすがらにボウリング場を見つけていたということ。
もし、見つけていなかったらきっと何時間かかけて探すか諦めて別のスポットにでもいっただろう。
世の中うまくできている。そして、相変わらず計画性のない集団だ。
それが終わった後、サルそうめんを駅まで送る。門限17時で1時間少々かかるにもかかわらず、駅に着いたのは16:20くらい。
とても間に合わないときにやることといったらただ一つ。
5人で文殊の知恵をもって千の言い訳を考える、である。なんだか情けない話である。
そして、言い訳も無事決まったところでサルそうめんと別れて豊田に戻る。
このとき、ポスターもらい忘れたことを後悔する。なにをやっているのだか。
その後は高速に乗って、行きと同様に伊賀と御在所で休憩をとる。御在所で将さんと別れ、タウリン1グラムを再度補給して豊田到着。
19:30くらいだった。
ひーすさんはついてすぐにダウン。
どうやらまだ時差ボケが残っている様子(ちなみに、日本時間19:30はロス時間3:30に相当)。
で、俺はtomoさんとケーブルテレビでマリーンズ対ファイターズを見る。いいときにいい試合をやっているものだ。
と思ったのもつかの間、スコアを見ると「3回裏0-7でファイターズリード」。
なんじゃこりゃ!?
負け試合なので、即替えようかと思ったが腹をくくってみる。
すると、マリーンズは少しずつ点を返していき、5回終了で4-7まで来た。
「これは最後まで分からないぞ」と思ったのだが、結局そこから膠着状態にはいる。
点が入らなくなってしばらく後、tomoさんも眠った様子。
が、ここで俺が寝てしまっては男が廃る(すでに廃りきっているという説もあるが)。
とにかく最後まで見ようと腹をくくったものの、結局4-8で負け。
がっくりした上に、この試合はたちが悪いことに4時間オーバーと無用に長い試合だった。普段の倍は疲れた。
この疲れを癒すために噂に名高い「スーパー銭湯」へ行きつつ飯を食うことになる。
どこで食うのかは成り行き任せ。
そこで俺の提言。「今かかっている曲が終わったときに一番近くにあるところにしましょう」。
かくして、勢いだけの集団はその提言に乗ることとなった。
ここで着いた店がフランス料理店だったりしたら、それはそれでネタになるのだが、決まった先は中華料理店と非常に無難な選択。
で、入ってメシを頼もうとメニューを見る。
…居酒屋じゃん。
まあ、今更出るわけにもいかないのでテキトーに頼む。
tomoさんとひーすさんは酒からはいるが、ここ最近飲んでいない俺はグロッキーになってしまうのが怖いので当然のように回避する。
味に関しては結構うまかったが、ししとうが異様に辛かったのだけはいただけない。
おそらく火の通しが甘かったのだろう。
メシの後はスーパー銭湯である。様々な湯があり、広くて良かったが、高温風呂の温度が41.2度とそれほど高温じゃなかったのはちょっと残念。
ガンガンに熱いのに入るのが好きなのだが、どうもそれは一般的でないようだ。
風呂の後、まず日曜競馬ダイジェストを見る。
当然関東とは全く違う作りだった。
小倉記念では直線残り200mくらいまでエキサイト。直線まで目があったのが久しぶりだ。
さらに、クイーンステークスでは久しぶりに「そのまま、そのまま」の絶叫。そして本当に久しぶりの的中。
わざわざ名古屋までtomoさんに買いに行ってもらった甲斐があったというものだ。
tomoさんとひーすさんに「俺の馬券的中」という非常に珍しいものを見せる事ができて、本当に良かった。
ダイジェストの後は、テトリス対戦などをする。
密かに「テトリスなら自信がある」だけに、さすがに圧勝した。
その後、なぜか眠れないので(帰りの御在所でタウリン補給したのが効いたのだろうか?)だらだらだべったりしながら夜更かしさん。
結局、大ポンさんを迎えに行くと起きたtomoさんと、入れ替わるようにして眠りにつく。
このときの時間は5時。
そんな感じで以下第三章に続く。
それにしても長い文章だこと。そのくせサルそうめんに関する記述が少ないし。
文章の基本は「程々の長さにまとめること」なのに…。